ヨガセラピスト養成講座　合宿という選択肢

Part1

自然の音しか聞こえない、ゆったりとした時間と空間の中で丁寧に「ヨガとは」についてご指導いただき、体感・体得させていただきました。

まずは、立ち方「グランディング・グリップ」について初めて知り、最初は足の指がつって、なかなかできなかったのですが、ひとみ先生が足裏のほぐしから始めてくださりなんとかできるようになりました。どこに意識を向けるのか、どこに呼吸を入れるのか、どこに力を入れるのか、どこの力を抜くのか、丁寧に教えていただき、私は変なところに力が入っていたんだな～という気付きがたくさんありました。
コブラのポーズができず頭で考えてしまい、つまずきもありましたが、そして、太陽礼拝をスムーズにやることができませんでしたが、一つ一つを丁寧に体に染み込ませるようご指導いただいたことによって、ヨガの奥深さを感じることができました。

デモは、スムーズには進行できなかったので、途中から「独り言でいいので、ブツブツ言いながら、自分でやってみてください」と言ってくださり、何とか終えることができました。そして、何より、ひとみ先生の精進料理・和食が体の中まできれいにしていただいたようで、本当に夢のような時間を過ごさせていただきました。

Part2

全く違う空間の中での講座、そして、ひとみ先生のテンポとは全くちがう亜紀子先生のご指導。会った瞬間に亜紀子先生の魅力に引き込まれながら・・・瞬時に私の身体の癖・弱点を見てくださり、それらの矯正から入っていただきました。自分では、浮腫みなんて無い！と思っていたのに、あれよあれよと浮腫みが解消し、美しい足・脚・お尻に変わっていきました。呼吸の癖も見抜いてくださって、いろんなつまり・ブロック、そして、常に戦闘態勢であったことがあばら骨が全く動いていない呼吸によって引き起こされていることに気付かせていただきました。

亜紀子先生に太陽礼拝を誘導していただき、これまでヨガではかいたことのない大量の汗をかき（冷や汗ではありません）、私が元々使っていた筋肉を目覚めさせていただき、「あ～　私は体を動かすこと、筋肉を使って体の細胞を活性化させることが喜びだったんだ」と思い起こさせていただきました。デモでは、「私なら（亜紀子先生）、（流れの中で）この動きをここで入れる」とレッスンプランのアドバイス、呼吸の誘導「ではここで、３回呼吸しましょう」私が勘違いして覚えていた部分の修正等をアドバイスいただきました。亜紀子先生の軽快で楽しいおしゃべりに心の底から大笑いし、とても濃い濃い、３日間を過ごさせていただきました。

Part3

「陰ヨガ？」「リストラティブヨガ？」どんなヨガに出会うのだろうという不安と期待の中、恵先生の明るい笑顔に迎えられ、初日が始まりました。陰ヨガ・・・体の硬い私自身の細胞が求めていたヨガだったのかもしれません。う～～ん　辛い～～　痛い～～でも、その痛みに向き合い、決して無理をせず呼吸を送っていくよう誘導してくださった恵先生のお陰で今まで自分が「ここまで！！」「限界！！」と勝手にブロックしていたその部分が　ふっ　と解放された瞬間があり、「自分の可能性の限界を作っているのは自分」そんな気付きがありました。

２日目は、恵先生のヨガセラピーのクラスに参加させていただきました。丁寧にカウンセリングをされ、それぞれの方の心と体調に合わせてプログラムを組み直し・・・終わった後の生徒さんたちの表情と心の解放を垣間見ることができて、ヨガセラピーすごい！！恵先生すごい！！と感動しました。養成講座では、リストラティブヨガに入っていきました。リストラティブヨガ・・・これまた、腰や鼠径部に痛みを感じている私自身にとって必要なヨガ。そして、地域がら・・・　近所の高齢者やストレスいっぱいの中で働いている友人のためにすぐに活用できるヨガ。たくさん学びたい！！でも、本当にたくさん・・・　できるのだろうか・・・そんな不安の中でしたが、恵先生は、「この場合は～～」「この場合は○○」と注意すべき点はきちんと押さえながらも実際の場面を想定しながら丁寧にご指導くださり、少しずつ不安は消えていきました。腰の痛みや背中の張りを感じていた私にとって「山の小川のポーズ」は最強でした！！背骨のS字が整ったのでしょう・・・

全てのポーズが私には必要でしたが終えたあと、腰の痛み、張りを感じることなく、その後を過ごすことができ、リストラティブヨガの恩恵を改めて感じました。恵先生の生徒さんが来られ、全く知らない方への実践も行いました。緊張して手が震えてしまいましたが、生徒さんの素直な反応に応えられるように心をこめてプロップスを組んでいきました。そして、一つのポーズが終わるごとに恵先生からフィードバックをしていただきました。終わったあと、生徒さんの表情が明るくなられ、声もワントーン大きくなって話をされたのが印象的でした。恵先生の温かさ、そして、ヨガへの強い想いとともに私たちヨガを学ぶ者への熱意ある指導・・・そんな「大きな愛」そして、陰ヨガ、リストラティブヨガの魅力を感じさせていただいた４日間の養成講座となりました。

Part4

今後の活動（ヨガセラピストとしての）についてのヒアリングを受け、その足で、ヨガセラピストとして活動するとともに「ドッグランを作りたい！」「みんなが集える場所を作りたい！」という私の思いに寄り添ってドッグラン付きのカフェにご案内してくださり、とても嬉しかったです。「ここで解剖学を始めましょう」と、風と木々の間に見え隠れする光と生き物（犬や鳥、人間も）を感じながらの解剖学講座になり、その心地よさを感じながら、より「やりたいこと」のイメージが深まりました。「解剖学」では、ケガをしないポーズのとり方＝正しく安全な体の使い方→最適なアライメントを知る→アジャストの方法、そして、モディフィケーションの仕方に結び付く、ための「解剖学」の要点を丁寧に教えてくださったので、分かりやすく、とても勉強になりました。（学生のときに何でもっと興味をもてなかったのだろう、、、反省、、、）

翌日は、解剖学の続きと、「よくある課題別対応法」を解剖学的ポイントとともに、実際のポーズを学びました。テキストが穴埋め形式になっていたのがとても良く、自分の体で確認しながら学んでいくことができました。実際にポーズに入ると、私自身の課題がまたまた見つかり、、、　そうなんです！股関節が硬いだけではなかったのです、、、そこに気付き（気付かせていただき）、まずはそこを（も）ゆるめ、正しい姿勢で過ごすことが病気やケガを予防することにつながるのだと再認識することができました。

３日目になると実際に症状別のお客様（私の知人）のために、シークエンスを作っていきました。まず、先生が私のためのシークエンスを作ってくださり、、、本当にありがたかったです。私にとっては、なかなか大変なポーズばかりだったのですが、「痛い」「つらい」ではない、ヨガセラピーそのもの、「自分の呼吸や体、心をながめる」「心身の気持ちの良い範囲でゆるめる、のばす、動く」「その場で必要なことをしながら心身を満たしていく」ということが腑に落ち、今までのひとみ先生、亜紀子先生、恵先生から学んだことが、この暁子先生の「私のためのヨガ」で繋がったような気がしました。

４日目は午前中、暁子先生が出張している「温熱サロン」での、いろいろな症状を抱えたお客様へのヨガ（ホットヨガ）を体験させていただくことができ、ラッキーでした。特に、無理なく、我慢せず、でも、それぞれの症状緩和（お客様の要望に応える）にアプローチできるポーズをシークエンスされ、私も「早く、暁子先生のようになりたい！！」とモチベーションを上げさせていただけたレッスンでした。最後、、、私の作ったシークエンスでデモンストレーションをしました。各ポーズでアライメントをお伝えするのに必死でしたが、暁子先生は私のつたないリードを受け止めてくださり、見守ってくださり、何とか、何とか、やりきることができました。これも、最初、私が不安に考えているときに、暁子先生からの「案ずるより産むがやすし(^^♪」とポジティブなアドバイスのお陰です。そして、ヨガ哲学、、、もっともっとお話ししていただきたかったのですが、これは、またの機会に、、、

短期間でのプログラム、日程を組んでいただき、また、遠方からの参加のため、宿泊先等々もご配慮いただき、ありがとうございました。

ヨガセラピスト協会の先生方からヨガを学べたこと、本当に幸せでした。ありがとうございました。