和食は今や「ユネスコ無形文化遺産」に登録されるほど、世界的に有名です。健康維持に役立つということで、日本だけでなく、海外からも人気を集めています。健康維持に役立つ和食には様々な魅力がありますので、普段から積極的に取り入れることをおすすめします。
和食の魅力
和食は「一汁三菜」が基本の献立で、これにご飯と漬物が加わります。汁には海産物・野菜・豆腐などが入っており具沢山で、新鮮な野菜が漬け込まれている漬物、ご飯をおいしく食べるための副菜が揃っていますので、実に多種多様といえます。また、和食の材料は穀類・野菜・魚介類などが中心で、低脂肪・低カロリーなため、健康を意識しながら食べることができます。さらに、和食には他の食事にはない「旨味」があり、素材が持つ本来の味を引き出してくれます。
和食と日本人の体質
経済が豊かになり日本には海外から様々な料理が入ってきて、食の欧米化が進んでいます。欧米人は大量の動物性の脂質やたんぱく質を摂取しても、日本人とは違い、生活習慣病などになりにくいといわれています。しかし、日本人は動物性の脂質やたんぱく質を摂取するのに慣れていないため、上手く対応することができません。それに対し、和食は日本人の体質に合うように作られているため、和食を食べることで健康維持につなげることができます。
和食を食べる順番
和食は食べる順番を守ることで、よりおいしくいただけます。基本的に味が薄いものから順番に食べ進めていきます。最初に汁物から食べることでご飯粒が箸につくのを防げますし、温かいものから口に入れることで体が温まります。その次にご飯・おかずの順番で食べていきます。全ての料理を少しずつ満遍なく食べすすめるようにするのがコツです。この順番で食べることで味わいや風味を感じながら、食材の栄養を効率よく摂取することができます。