昔産後ママヨガを教えに行った横浜の乳児院で、
横浜市が出している冊子だったろうか、
『トツキトオカ』というタイトルの、
ママやパパから、生まれてくる子供や生まれてきて子供たちに向けた、
詩集を手にし、持って帰ってきた。
産前産後のママヨガセラピスト養成講座にて、
それを紹介してみてもらう事もあるのだが、
とても胸を打つ想いがたくさん書かれている。
思い返せばわたしも、
娘が生まれた際、
”世の中はこんなにも感動のドラマで溢れているものだったのか”と感嘆し、
胸に抱く娘の命にただずっと泣いていたものだった。
あれから10年弱経てど、
その想いは変わらぬものがある。
いつもの日常の中で、
大きく育った2つのかたまりを目に映し、
ふと、その存在に打たれることがあるのだ。
トツキトオカ、待ったからかな、今朝何となくそう思った。
初めての時、第2子の時、どちらも、仕事をしながらの妊娠生活だった。
それでも、少しでも、お腹の子どもの為に、
静かにゆったり過ごす時間を作り出そうと、いつも模索していたのだった。
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生みだすにはいつもただ待つことを、受容するのかもしれない。
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今日のふとした思いにピッタリの言葉を思い出したので、
下記にその、スザンナ・タマーロの本にある言葉を記しておきます。
「・・・それからおまえの前に道がいくつもひらけて、
どれを行っていいかわからないときには、
気まぐれにどれかをえらばずに、
そこに座って待ってごらん。
おまえがこの世に生まれ出てきたときと同じように、たくましく深い息をして、
どんなことにも気をそらされずに、ただ待ちつづけてごらん。
黙ってじっとすわったまま、心の声を聞いてごらん。
そして声が聞こえたら、立ち上がって、おまえの心の赴くままに行くがいい。」
母も、生も、やはりヨガですね。